下水道管渠の標準的な耐用年数は50年とされており、それに伴い老朽化した下水道管渠の延長が年々増加しています。このため老朽化対策として下水道の改築・修繕が実施されております。
改築については、老朽化・劣化が著しく流下能力等の確保が困難な管渠に適用される布設替工法と、長寿命化と耐用年数の延伸に寄与する更生工法に分類されます。
更生工法は、非開削工法であり、道路を掘削することなく施工できることから、車両交通やその他の地下埋設物への影響、地元住民の生活環境に与える影響の低減に配慮した工法として大きく注目されています。