【調査目的】
管内調査によって、異状箇所の早期発見ができ、適切な補修を施すことで下水道管の健全な維持・管理につながります。
浸入水調査・植栽箇所の木根侵入調査・交通量が多い道路下の損傷度調査など。
工場内の排水管経路調査・悪臭が発生する下水道管の原因究明などに。
【異常箇所とは?】
●モルタル付着、油脂付着による管内流下不良
…つまりの原因や、悪臭、管内の腐食を誘発します。
●木の根侵入
…管内閉塞、詰りの原因となります。(地上に植栽がある所に多く見受けられます。)
●ヒビ(クラック)
…進行していくと道路陥没や、下水道管破損の恐れがあります。
●下水道管継ぎ手部分(ジョイント)のゴムリングはずれ
…下水道管が脱却する恐れがあります。
●管内の腐食
…硫化水素等の影響で、管内が腐食し骨材等が露出することがあります。
●管内のたるみ
…堆積物によって、つまりの原因や、悪臭・腐食を誘発します。
●浸入水・漏水
…継ぎ手部分の隙間や、クラック箇所などに見受けられます。
※浸入水、漏水があると、下水処理場の処理能力に多大なる負担をかける原因となります。
また、昨今の集中豪雨等では、処理しきれない汚水が、地上にあふれ出る要因ともなります。
●その他異物の存在
…誤って流してしまったものにより、管内流下不良、つまりの原因ともなります。
【作業内容】
既設管渠内にTVカメラを挿入し、管渠内の状況を把握する調査です。
地上に設置したモニターテレビに管内の破損・クラック・浸入水・継手・取付管等の状況を写し、動画(デジタル形式)で連続的に収録すると共に問題箇所は写真撮影し整理・保管することで以後の維持管理の検討資料になります。マンホールや排水桝から、自走式テレビカメラヘッドを挿入して管内の異状箇所を調査、録画して報告書に収めます。下水道管(雨水・汚水)の管径はΦ100㎜からΦ2,000㎜まで調査可能です。
※当社では下水道管路管理技師、高圧洗浄技能士免許、
第二種酸素欠乏危険作業主任者技能講習者等の有資格者が作業にあたります。